「スマホが発熱して、あっと言う間に電池がなくなった」と言う経験をしたことはありませんか?
スマホが異常に発熱するときは、何らかの原因があります。そしてスマホが発熱するとバッテリーの減り具合にも影響が出ます。
本記事ではスマホが発熱する原因、そしてそれによってバッテリーがすぐに減ってしまう対処法をまとめてみました。スマホの発熱やバッテリーの減りの早さに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
タップできる【目次】
スマホが熱くなるとどうなる?
スマホが熱を持ってしまう原因が内部的な原因(CPUやRAMの動きや、カメラ・アプリの起動や動作など)である場合は、バッテリーにも影響が出ます。
例えばアプリを大量に起動している時、カメラを長時間使っている時、内部ではCPUやRAMが働いています。CPUやRAMが働いた分、燃料として電力が必要になります。その電力が蓄えられている部分がバッテリーなのです。
アプリを大量に動かす⇒CPUやRAMが働きすぎる⇒限界を超えて発熱する⇒バッテリーもいっぱい使う
こういった場合などに「スマホが熱くなるとバッテリーがすぐ減る」という現象に陥ります。
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スマホが熱くなる原因
スマホが熱くなると言うことは、スマホ内で何らかの動きやトラブルが起こっている可能性が高いです。スマホが熱を持つほど、何かの動作に集中しているパターンが多いです。つまりその影響でバッテリーの消耗が激しくなってしまうワケですね。まずはスマホが発熱する原因とかんたんな解決策をまとめておいたので、一度チェックしてみて下さい。
1.アプリを大量に立ち上げている
スマートフォンに搭載されている「CPU」と「RAM」と言うパーツが、動作性能を決めるカギとなっております。
中でも「RAM」は同時動作に影響を与えると言われております。RAMの数値が高いほどスマホはいろんな動作を同時に出来るようになります。
参考:スマホのRAM(メモリ)とは?ROMとの違いは?【4GBが最適】
しかしアプリを立ち上げすぎると許容量を超えてしまったり、その影響で発熱してしまいます。
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2.アプリが暴走している
スマホのアプリは暴走するときがあります。どういうことかと言うと、裏で立ち上がったままのアプリがそのまま激しく動作し続けることがたまにあるのです。
またOSのバージョンによっては特定のアプリが異常にバッテリーを消耗してしまうと言うバグもありました。
各端末の設定で、どのアプリがどの程度バッテリーを食っているのかを確認することが出来るので、そちらを確認してみるのも手です。
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3.充電しながらスマホを使っている
常に充電しながらスマホを使う人は注意です。充電しながら長時間スマホを使うとバッテリーの劣化が早まってしまいます。なぜかと言うと、スマホが「充電」と「放電」を繰り返すからです。そのあたりの原理はこちらの記事で解説しているので興味のある方は合わせて参考にしてみて下さい。
参考:スマホのバッテリーを長持ちさせる方法は?設定次第で寿命が延びる?
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4.暑い場所で長時間使う
夏の車中や日差しの強い場所でスマホを使い続けると熱がこもります。スマホは一度熱を持ってしまうと冷めにくいです。
スマホは使用するときの環境で熱のこもりやすさに違いが出ます。なるべく暑いところでの長時間使用は避けましょう。
指が冷たいからと言って、暖房にスマホごと当てないように!
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5.ケースとの相性が悪い
革製品の手帳型ケースやドット加工のないシリコンケースなどは注意が必要です。スマホの冷却性能次第で熱がこもってしまいます。
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6.カメラを長時間使う
最近のスマホのカメラは優秀なものが多いですが、使い方次第では注意が必要です。
とくに長時間の動画を撮影する場合は、スマホが熱くなる可能性が高いです。熱が上がり始めたと感じたらクールダウンの時間を設けましょう。
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7.ウイルスに感染している
開発元がよく分からないアプリなどをダウンロードするとマルチウェアに感染することがあります。
マルチウェアはスマホから個人情報を抜き取るウイルスのことです。その過程でスマホが熱を持ったり、バッテリーの消耗が激しくなることがあります。スマホのウイルス感染についてまとめた記事があるので、興味のある方はそちらも合わせて参考にしてみて下さい!
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8.充電器が故障している
これは筆者の実体験です。
スマホが充電中だけ熱くなり、充電が終わってケーブルを外した後も発熱が続き、バッテリーの減りが異常に早かったのです。
結局ケーブルの故障が原因でした。うまく接続できていなかったので、スマホに流れる電流が不安定になっていました。
スマホが熱くなった時の対策
スマホが熱い時、バッテリーの減りが早い時にできる対策をいくつかまとめてみました。
1.アプリをタスクから消す
スマホのアプリは「ホームへ戻る」を押しただけだと、バックグラウンドでこっそりと動き続けます。
完全に消すには「タスクキル」をする必要があります。タスクキルはする方法は端末によって違いますが、専用アプリがたくさんリリースされています。もしタスクキルの方法が分からなければストアで「タスクキル」と検索してみて下さい。
2.ディスプレイの輝度を下げる
スマホにはディスプレイの明るさを調整する機能が備わっています。明るければ明るい程バッテリーの消耗が激しくなってしまいます。なるべく暗く設定するか、自動設定にチェックしましょう。
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Androidは上メニューバーにある調節バーを使いましょう。 |
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または「設定」から「ディスプレイ」にて設定することが出来ます。 |
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この辺りはメーカーやモデルによって異なるので適当にそれっぽい所を探してみて下さい。 |
iPhoneも同じでスワイプで表示できるメニューか、「設定」⇒「一般」⇒「アクセシビリティ」⇒「ディスプレイ調整」から明るさを調節できます。(または「設定」から「画面表示と明るさ」から)
3.使用していない機能をオフにする
Wi-Fi機能、GPS機能、Bluetooth機能などの機能は人によっては欠かせない重要な機能です。
しかしオンにしておくだけでもスマホはその分働くことになるので、発熱やバッテリー消耗の原因になります。もしこの中に使っていない機能があれば「オフ」へ切り替えておきましょう。
4.連続点灯時間・スリープ時間を調整する
スマホを触ったらしばらくディスプレイは光ったままキープされます。これはメールやウェブページの文字を読むときに、あまりにすぐに画面が消えてしまうと読みにくいからです。
大体1分~5分ぐらいに設定されていますが、不便に感じたことが無ければ短く設定しましょう。点灯される時間が短くなれば発熱やバッテリー消耗を防ぐことが出来ます。
こちらのメーカーやモデルによって設定場所が違いますが、大体の場合「設定」⇒「ディスプレイ」などの項目から変更が可能です。
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モデルによっては「スリープ時間」「自動画面オフ」など名称が異なります。 |
iPhoneの場合は「自動ロック」という項目にて設定できます。
5.不要アプリをアンインストールする
昔プレイしていたゲームや、便利そうだと思って入れたのに使っていないツールなどはありませんか?
こういった不要アプリの中には常駐系のアプリも存在しますし、何よりもストレージが圧迫されてしまうので残しておく理由がありません。アプリの一覧から不要なアプリを見つけてアンインストールしておきましょう。
6.各機種のバッテリー設定を行う
スマホには「バッテリー設定」を行える機種が多いです。バッテリー設定は、バッテリー関係のいろんな設定ができる項目で、モデルによっては「省エネモード」や「パフォーマンスモード」などの切り替えが可能になっています。
また端末によっては、どのアプリがどの程度電力を消費しているのかを確認することが出来る場合もあります。
7.再起動してしばらく待つ
発熱が続きバッテリーが異常消耗した時に、原因がよく分からない場合は再起動してから熱が冷めるのを待ちましょう。無理に冷蔵庫に入れて冷やしたり、防水だからと言って水につけて冷やすのはNGです。
一度スマホを再起動して、熱が冷めるまでしばらく待ちましょう。
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まとめ
スマホが熱くなった時は、それに伴ってバッテリーが異常に減ります。今回紹介したような原因・対策をしっかりと頭に入れておいて下さいね!
とくに「タスクキル」と「輝度の調節」は効果的なので、発熱やバッテリー消耗に悩まされている方は、ぜひ一度お試し下さい!