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先日発売された1万円台のスマホ「UMIDIGI A7 Pro」が届いたので、開封レビューします。
UMIDIGI A7 Proは、価格が安い代わりに性能が低いので、スマホをあまり使わない人やサブスマホを探している人がメインの層になります。
UMIDIGI A7 Proは、かつてAmazonの売れ筋ランキング上位にランクインしていたライトモデル「UMIDIGI A5 Pro」の後続機です。
ライトモデルに興味のある方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
※技適マークについて注意点があるので、購入予定の方は技適マークあり。ただしアプデ初期化必須。の見出しだけはしっかりとチェックしておいて下さい!
タップできる【目次】
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UMIDIGI A7 Proのスペック
UMIDIGIのAシリーズと言えばライトユーザーに向けた低価格モデル。まずは今回のUMIDIGI A7 Proのスペックをざっくりとチェックしておきましょう。
- OS:Stock Android 10 (ピュアAndroid)
- CPU:MediaTek Helio P23
- RAM:4GB
- ROM:64GB/128GB
- ディスプレイ:6.3インチ、2340×1080(FHD+)、19.5:9、水滴型ノッチ
- カメラ:背面1600万+1600万+500万500万画素、前面1600万画素
- バッテリー:4150mAh、10W急速充電
- 機能:USB Type-C、Wi-Fia/b/g/n、DSDV、トリプルスロット、指紋認証
- サイズ・重量:74.9 × 158.7 × 8.5 mm/212g
- カラー:コズミックブラック、オーシャンブルー
UMIDIGI A7 ProはMediaTek社のHelio P23が搭載されています。これは前作のUMIDIGI A5 Proにも採用されていたチップセットです。残念ながらアップグレードされずに継続投入。
こちらはUMIDIGI A7 Proの実機AnTuTuベンチマークスコアです。連続でテストしてみましたが、ほとんどスコアが下がりませんでした。とは言えスコア自体は11万とかなり低め。普段使いや動画の視聴ぐらいなら問題ありませんが、ゲームをプレイするのであれば厳しいスコアです。「UMIDIGI A7 Proの実機ベンチマークスコア【AnTuTu】【Helio P23】」にて、他のアプリのスコアも計測しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
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UMIDIGI A7 Proの価格と発売日
UMIDIGI A7 Proの発売日は2020年4月で、最近ようやく日本Amazonでも取り扱いが開始しました。日本Amazonの価格は、64GBモデルが16,800円、128GBモデルが19,800円です。
最近スマ情で購入したミドルレンジと比べると以下の通り。
端末 | AnTuTu | 価格 |
---|---|---|
UMIDIGI A7 Pro | 11万 | 16,800円(64GB) 19,800円(128GB) |
moto g8 power | 16万 | 32,800円 |
OPPO A5 2020 | 17万 | 25,000円 |
Redmi Note 9S | 25万 | 24,000円(4GB) 28,000円(6GB) |
AnTuTuベンチマークスコアが低い代わりに、価格もかなり安いですね。
【いざ開封!】UMIDIGI A7 Proの外観レビュー
届いたUMIDIGI A7 Proを実際に開封していきます。カラーは「オーシャンブルー」で、ROMは64GBモデルを選びました。
かなり独特で、スタイリッシュなパッケージに入っています。
オープン!本体が登場!
そして感謝の手紙も入っていました!
取り出すとこんな感じです。正面には主なスペックが書かれています。
そして既にケース装着済み。
しっかりとフィットしていて、黒の岩柄?ヒビ柄?みたいな。
ケースを外すと配置の説明が書かれていました。
背面に指紋認証センサーも配置されていますね。
そしてなんと既にフィルムも貼ってありました!ざらついていないので多分光沢タイプ。
背面はこんな感じ。1万6800円とは思えないデザイン性の高さ!少し分かりにくいですが、背面はブルー系ですが、サイドと上下はシルバーでメタリックになっています。
うん、良い感じ!
UMIDIGI A7 Proの細部をチェック
端末の正面左側にはSIMトレイが配置されています。
端末の正面右側にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されています。
端末の底面には「USBポート」「スピーカー」「イヤホンジャック」「マイク」などが配置されています。USBはType-Cが採用されています。
端末の上側はこんな感じです。
UMIDIGI A7 Proの付属品を紹介
UMIDIGI A7 Proの同梱物をチェックしていきます。
こちらは10Wの充電アダプターです。UMIDIGI A7 Proは10Wの急速充電に対応しています!
赤いType-Cのケーブルです。
もう1つ封筒のようなものが入っていました!
ノーマルなSIMピン。
UMIDIGI A7 Proの取り扱い説明書。中身は英語でした。
付属品をまとめると以下の通り。
- UMIDIGI A7 Proの本体
- 光沢フィルム(装着済み)
- TPUソフトケース
- SIMピン
- 充電器(10W)
- Type-A to Cケーブル
- 取り扱い説明書
イッテツ
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UMIDIGI A7 Proのディスプレイ性能
UMIDIGI A7 Proは2340×1080(FHD+)の6.3インチディスプレイが搭載されています。
ディスプレイ上部には水滴型ノッチが搭載されています。
ディスプレイ下部のベゼルはこんな感じ。並かちょっと太いか、ぐらいですね。
6.67インチのRedmi Note 9S(右)と比べるとこんな感じ。そこそこ表示領域に違いがありますね。
UMIDIGI A7 Proのカメラ性能
UMIDIGI A7 Proは4つのレンズを搭載した「クアッドカメラ」となっております。レンズそれぞれの役割は以下の通り。
- 1600万画素(標準/F1.8)
- 1600万画素(超広角/120°)
- 500万画素(マクロ)
- 500万画素(深度)
ちなみにカメラユニットの出っ張りはこんな感じ。そこそこ出っ張っている印象ですが、純正ケースを付けるとしっかりと保護してくれるので、そこは安心です。
実際に写真を撮ってみた
メインレンズ・オートで何枚か撮影してみました。比較用にRedmi Note 9Sでも撮影。
2枚目の雲、3枚目の花を見る限り、明るさの調整が微妙っぽいですね。
120度の超広角撮影に対応
UMIDIGI A7 Proは広角レンズが搭載されているので、画角の広い写真を撮影することが出来ます。最近のスマホの定番レンズですね。
ポートレート撮影にも対応
UMIDIGI A7 Proは深度レンズが搭載されているので、より一眼レフっぽく背景をぼかす事ができます。
接写撮影にも対応
UMIDIGIA7 Proはマクロレンズが搭載されているので、普通ならピントが合わないような距離でもピントを合わせる事ができます。
カメラUIを紹介
今回紹介した色んな撮影モードの選択方法が分からない方に向けて、簡単にUMIDIGI A7 ProのカメラUIを紹介しておきます!
まずデフォルト画面。右側に撮影モードが表示されています。 | |
右下の花のマークは「接写撮影」です。 | |
左下のマークは「広角撮影」です。 | |
画面内で2本の指を広げる動作(ピンチアウト)をすると、最大8倍までズームが可能です。 | |
下のタブの「Portrate」は背景をぼかすポートレート撮影のことです。 | |
左上の歯車マークからカメラの設定を行うことができます。 | |
こんな感じ。夜景撮影がうまく認識されない場合は、撮影モードを「夜景」に変えましょう。 |
イッテツ
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UMIDIGI A7 Proの良いところ【メリット】
実際に使ってみて分かったUMIDIGI A7 Proの良いところを紹介します。
10Wの急速充電に対応!
UMIDIGI A7 Proは10Wの急速充電に対応しているので、充電速度がはやいです。価格の高いモデルは18Wやもっと高いワット数に対応しておりますが、低価格モデルは対応しているだけでうれしい機能です。
DSDV・トリプルスロット対応!
UMIDIGI A7 Proは、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応している上に、トリプルスロットにも対応しております。
DSDVは4GのSIM2枚で同時に待ち受けが出来る機能のことで、SIM2枚運用の方には必須の機能。
ほとんどの場合、片方のSIMとSDカードが排他利用(どちらかしか使えない)ですが、UMIDIGI A7 Proはトリプルスロットなので、SIM2枚とSDカードを同時に利用することが出来ます!
豊富な対応バンドでフルキャリア対応!
TDD-LTE: 34 / 38 / 39 / 40 / 41
W-CDMA: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
UMIDIGI A7 Proは、B1/3/8/18/19/26に対応しているのでフルキャリアに対応しています。中国スマホはB19に対応していない端末が多いのですが、今回のUMIDIGI A7 Proは低価格ながらに対応しているのでグッド。
Android 10で「ダークモード」が使える
UMIDIGI A7 ProのプリインストールOSは「Android 10」です。Android 10と言えばダークモードが実装されています。ダークモードはUIを全体的に暗めに変更してくれるモードのことで、人によっては画面が見やすくなったり、目の疲れが軽減します。⇒ダークモードの変更手順とメリットを紹介【Android/iOS】
技適マークあり。ただしアプデ初期化必須。
UMIDIGIスマホといえば技適マークが付いています。ただしアプデと初期化が必須なので注意してください。(2020年6月18日時点)
UMIDIGI A7 Proに技適マークを表示させるには、ある手順をふまないといけません。
まず「設定」⇒「デバイス情報」⇒「ワイヤレスアップデート」
にて、端末のアップデートを行います。
つぎに「設定」⇒「システム」⇒「リセットオプション」⇒「すべてのデータを消去」
この手順が必要です。
初期化しないといけないので、絶対にはじめにやっておきましょう!
詳しい手順を「【初期化必須!?】UMIDIGI A7 Proで技適マークを確認する方法」にてスクショ付きで解説しています。
UMIDIGI A7 Proの悪いところ【デメリット】
実際に使ってみて分かったUMIDIGI A7 Proの悪いところを紹介します。
重い3D系のゲームは無理
さすがに買う前から分かっていましたが、重い3D系のゲームプレイは厳しかったです。ただしパズル系とCODモバイルは問題なく動きました!
こちらはPUBGモバイルの初期グラフィック設定。クオリティは「標準」で、フレーム設定は「中」でした。実際にプレイしてみると左右に画面を振る動作のときにカクつきました。
こちらはCODモバイルの初期グラフィック設定。グラフィック品質は「低」で、フレームレートは「標準」でした。意外にも普通にプレイできました。
バッテリー持ちがすごく悪い
UMIDIGI A7 Proは4000mAh超えの大容量バッテリーが搭載されているものの、バッテリー持ちがかなり悪いです。以下の画像をご覧ください。
こちらはPCMarkのバッテリーテストの結果。100%⇒20%まで80%分のバッテリー使用時間を計算してくれるアプリなのですが、正直6時間台はかなり低い。
- OPPO A5 2020 22時間25分
- Redmi Note 9S 17時間54分
- moto g8 power 17時間
- moto g8 plus 12時間39分
- UMIDIGI A7 Pro 6時間27分
上記は最近スマ情で購入したスマホを実際に同じアプリで測定した結果です。6時間台がいかに短いかが分かると思います。
重量が重すぎる!
本体重量の実測値は208.1グラムでした。最近のスマホは大容量バッテリーを搭載しているので、重量が重くなりがちです。(とくに中国)
純正のケースを付けた時の重量は227.8グラムとかなりの重量級。これはUMIDIGI A7 Proのデメリットと考えてよいでしょう。
動画の手振れがひどい
UMIDIGI A7 Proは、動画撮影に手振れ補正がないので、かなり揺れます。
おサイフケータイ・防水防塵に非対応
UMIDIGI A7 Proは、おサイフケータイや防水防塵が非対応となっております。
1万円足せばRedmi Note 9Sが買えちゃう
正直なところ、同時期に登場したRedmi Note 9Sが優秀すぎると言う問題があります。
UMIDIGI A7 Proが16,800円ですが、Redmi Note 9Sは24,800円で買えてしまいます。しかもRedmi Note 9Sは最近日本版も発売が開始されており、各MVNOサービスにて値引きセールが開催されています。
何よりも価格の安さを優先したい方は、UMIDIGI A7 Proを選んでも良いと思います。ただし8,000円足してもいいと言う方は、絶対にRedmi Note 9Sの方がオススメです。気になる方はRedmi Note 9Sのレビュー記事もあるので、チェックしてみて下さい。
UMIDIGI A7 Proの購入方法
GearbestやAliExpressでも販売されていますが、日本のAmazonでも販売されています。日本Amazonの価格は、64GBモデルが16,800円、128GBモデルが19,800円です。
まとめ
UMIDIGI A7 Proは、動作性能が低いので使い方は限られてしまいます。
ただしDSDV、トリプルスロット、豊富な通信バンド、最新OS、技適認証など、この価格帯ではありえないほど機能面が充実しております。
重いゲームプレイは厳しいので、あくまで普段使いや動画視聴などにオススメです!