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2020年5月4日に、「moto g8 plus」の姉妹機で下位モデルにあたる「moto g8」と「moto g8 power」が登場しました。
今回登場した両端末は、上位モデルであるmoto g8 plusと同じチップセット(Snapdragon 665)が搭載されているのに本体価格がmoto g8 plusよりも安いので、動作性能のコスパだけで言えばmoto g8 plusをはるかに上回っています。
今回はそんな新しいコスパモンスターの中でも5000mAhを搭載したミドルレンジモデル「moto g8 power」を購入したので、実際に開封レビューしていこうと思います!
moto g8 powerの購入を検討している方は、ぜひ最後までご参考下さい(^^)/
イッテツ
⇒上位モデルmoto g8 plusのレビュー記事はこちらから
記事が長いので、下の目次から適当に気になるところへ飛んで下さい。
タップできる【目次】
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moto g8シリーズの価格をチェック
moto g8 | moto g8 power | moto g8 plus |
---|---|---|
25,800円 | 32,800円 | 38,800円 |
いずれのモデルもSnapdragon 665搭載。moto g8 plusのレビュー記事でも記載しましたが、moto g8 plusのコスパはあまり良くないです。
逆にmoto g8 powerとmoto g8のコスパは優れています。お値段を見れば分かるように、とくにmoto g8がヤバイ!
moto g8 powerよりもお金を出してmoto g8 plusを買うべきか、、さらに節約してmoto g8を買うべきか、、と迷う方が多いはずです。なにしろスマホの最重要パーツであるCPU(チップセット)が同じなのに価格が違うんですもの。
イッテツ
ただしmoto g8 plusは人によっては最適なスマホになるかもしれないので、その辺りも紹介していこうと思います!
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moto g8 powerのスペックをチェック
発売 | MOTOROLA/2020年5月 |
---|---|
動作性能 | Snapdragon 665/4GBRAM |
ストレージ | 内部64GB/外部512GB |
ディスプレイ | 6.36インチ/2300×1080 FHD+ |
カメラ | 背面1600万+800万+800万+200万画素 前面1600万画素 |
バッテリー | 5000mAh |
サイズ | 158 × 75.9 × 9.6 mm/197 g |
カラー | スモークブラック カプリブルー |
開封レビューしていく前にかんたんにスペックを紹介しておきます。moto g8 powerは、Snapdragon 655・4GBRAM搭載のミドルレンジスマホで、4眼カメラと5000mAhの大容量バッテリーが特徴です。全体的にバランスが良く、何よりも価格が安いので、コスパ良端末として間違いなく人気の出るであろうスマホです。ただし弱点・デメリットもしっかりとあるので、その辺りは記事を読み進めていき、知って頂きたい。
moto g8 powerとplusの違い
moto g8 plusとの違いは以下の通り。
- 画面サイズ
- カメラ
- バッテリー
- Wi-Fi
- サイズ
決定的な違いはアクションカムの搭載です。moto g8 plusの最大の特徴であり、moto g8 powerにはないメリットとなります。
moto g8 plusは動画撮影用に手振れ補正の強い広角カメラが搭載されています。これを使えばビデオカメラ、、とまではいかないですが、公式サイトによると「Motorola独自のアクションビデオ技術で動画を最適化し、ブレの少ない安定した動画撮影が可能」とのことです。
後はWi-Fiの5GHz帯に対応しているのもmoto g8 plusを選ぶ一つのメリットになります。moto g8 powerとmoto g8はコストカットのために2.4GHz帯のみの対応なので。ただし「アクションカムには興味ないけど、Wi-Fi5GHz帯は欲しいから、moto g8 plusにしよっと!」なんてお考えの方は注意してください。moto g8 plusはアクションカムを使わないのであればむしろコスパは悪い端末ですから。
細かいスペック差を知りたい方は、こちらの記事にスペックの比較があります。⇒「moto g8 power」と「moto g8 plus」の違いを比較!
moto g8 powerと無印の違い
moto g8との違いは以下の通り。
- 画面サイズ
- 画面解像度
- カメラ
- バッテリー
- サイズ
無印のmoto g8を選ぶメリットはとにかく価格の安さです。同じチップセットとRAMを搭載しているので、動作性能は同じです。
その代わり画面解像度がHD+、カメラレンズが3つにグレードダウンされています。
画面解像度が低いと細かい所の色の表現に差が出ます。最近のスマホだとFHD以上のモデルばかりなので、画面解像度の低さは確実にmoto g8を選ぶデメリットとなります。FHDの動画なんかも再生できないので、出来ればFHD以上は欲しいところ。
イッテツ
HD+ディスプレイでも良いから「とにかく安い」方が良いと言う方はmoto g8がオススメ。
なんだかんだ次男のmoto g8 powerが一番バランスが良いので、とくにこだわりが無ければmoto g8 powerがオススメ。
【いざ開封!】moto g8 powerの外観レビュー
まずは届いたmoto g8 powerを箱から開封していきます。ちなみに箱はmoto g8 plusとほとんど同じです。
こんな感じです。moto g8 powerはモトローラマークの所が青く光っていますね。カラーが青だから?バッテリーが半端ないから?いやmoto g8 powerのロック画面が青色系だったので、きっとイメージカラーですね。
でかでかと書かれた5000mAh batteryの文字。シリーズ名に「power」とあるように、大容量バッテリーが搭載されています。
下にはAIカメラとDolbyオーディオについて書かれているので、この辺りもmoto g8 powerの売りなのでしょう。
ちなみにはじめからクリアTPUケースが装着されていました。純正品なのでサイズ感はバッチリ!
本体はこんな感じで「カプリブルー」を選びました。別カラーとして「スモークブラック」もあります。
ちなみに画像だと分かりませんが、よく見ると細い縦線がストライプになっています。素材はmoto g8 plusと同じみたいですね!かなり良い質感です。これだけキレイならスモークブラックは良い仕上がりになっていそう。
昔どこかのメーカーでライトモデルのブラックを買ったのですが、質感がめちゃくちゃチープでして。それ以降筆者のイッテツは価格の安いモデルの黒をあまり買わなくなったんですよね^^;
端末の正面右側にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されています。
端末の正面左側にはSIMトレイが配置されています。
端末の上面にはイヤホンジャックが配置されています。
端末の底面には「USBポート」「スピーカー」「マイク」などが配置されています。USBはType-Cが採用されています。
ちなみに端末背面のモトローラロゴは指紋認証センサーになっています。
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moto g8 powerの同梱品を紹介
moto g8 powerを買ったら付いてくる同梱品をザックリと紹介します。
こちらはACアダプターですが、18Wの急速充電が可能です。
こちらはUSB Type-Cのケーブルです。
有線のイヤホンも付属していました。これは普通にありがたいですね。
取り扱い説明書、保証書
こちらはSIMトレイを取り出すSIMピンです。
同梱品をまとめるとこんな感じです。
- moto g8 powerの本体
- TPUクリアケース
- 有線イヤホン
- SIMピン
- ACアダプター(18W対応)
- USBケーブル(Type-C)
- 取り扱い説明書
- 保証書
まるまるmoto g8 plusと同じ構成ですね。18Wの急速充電は、公式ストアによると「15分で最長8時間分の急送充電対応」とのことです。
moto g8 powerのディスプレイ性能
moto g8シリーズのディスプレイは、どれも6.3インチ以上の大型ディスプレイが搭載されています。それでは実際にmoto g8 powerのディスプレイを見ていきましょう!
moto g8 powerでは6.36インチ、2300×1080(FHD+)ディスプレイが採用されております。下位モデルのmoto g8が搭載するHD+(1560×720)ディスプレイよりも高解像度です。
moto g8 power及びmoto g8では、流行りのパンチホール型ディスプレイ(穴開きディスプレイ)が採用されています。moto g8 plusが採用している水滴型ノッチよりも上部がスッキリしています。
ディスプレイ下部のベゼルはこんな感じ。
moto g8 plusよりも下部のベゼル幅がわずかに狭いですね。
ちなみに縦長のOPPO A5 2020と比較してみるとこんな感じです。
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moto g8 powerのカメラ性能
- 1600万画素(標準)
- 800万画素(超広角)
- 800万画素(望遠)
- 200万画素(マクロ)
moto g8 powerは4つのレンズを搭載したクアッドカメラ仕様となっております。
実際に写真を撮ってみた 【メインレンズ・オートで撮影】 |
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メインの画素数は1600万画素なので、4800万画素のmoto g8 plusと比べると微妙かもしれませんが、それでもこの価格帯では十分すぎる性能。
背景をぼかすポートレート撮影も可能。上がぼかしレベル2で、下がぼかしレベルマックス。
moto g8 plusにもあったスポットカラー撮影。タップした場所と同じ色だけ残してくれます。インスタ映え写真が撮れそうですね。
広角撮影は集合写真なんかを撮る時に非常に便利です。画角118度とのことで、かなりの広範囲を撮影できます。緑の色味が違うのはレンズ種類が違うからですかね、実際の色に近いのは標準撮影のメインレンズだと思います。
マクロレンズの搭載によって、超至近距離でもピントを合わせる事ができます。標準レンズでピントが合わないような接写をするときは、マクロ撮影へ切り替えてみて下さい。
またmoto g8 powerでは800万画素の望遠レンズが搭載されており、光学2倍ズームに対応しています。(デジタルズームは8倍)光学ズームは遠くの被写体を拡大するときに画像が劣化しないと言うメリットがあります。
そして残念ながら上位モデルのmoto g8 plusが搭載しているナイトビジョンモード(夜景撮影モード)には非対応です。
インカメラではmoto g8が800万画素、moto g8 powerが1600万画素、moto g8 plusが2500万画素と言ったように、シリーズで少しずつ差が付いています。実際にmoto g8 powerとmoto g8 plusの美顔モードをチェックしてみましたが、moto g8 plusの方が少し綺麗に写っていました。
イッテツ
moto g8 powerは色んな撮影が出来るし、あとで紹介する「Motoアクション」を使えばカメラのクイック起動もできます!
moto g8 powerのココもスゴイ!
5000mAhの大容量バッテリー&18Wの急速充電
何と言っても5000mAhの大容量バッテリーによってスマホの電池が長持ちするのはmoto g8 powerを選ぶ一番のメリットです。また急速充電にも対応しているので、充電速度も高速です。moto g8とmoto g8 plusは4000mAhなので、moto g8 powerだけ1000mAhもバッテリーが多いです。
こちらはPCMarkのバッテリーテストの結果です。moto g8 powerでは連続使用時間が17時間と言う長時間を記録しています。
AnTuTuのベンチマークスコアは15万
AnTuTuのVer8.3.5のベンチマークスコアは15万でした。Snapdragon 665を搭載したモデルは17万前後ぐらいなのでかなり低め。レビューのために散々使った後だったので、クールダウンしてから再度計測しましたが、同じぐらいのスコアになりました。もしかすると8.3.5からすこし算出方法が変わったのかもしれませんね。
後日にAnTuTuを含め様々なベンチマークスコアを計測してみました。まとめた記事があるので、こちらも軽くチェックしておいて下さい!
参考:moto g8 powerの実機ベンチマークスコア【5つのアプリで計測】
DSDSからDSDV対応へ
モトローラスマホといえばDSDS(3G+4G)の対応となっておりましたが、今回のmoto g8シリーズからDSDV(4G+4G)に対応しました。
DSDVを使えば2枚のSIMで同時に待ち受ける事が出来ます。
カメラ部分の出っ張りがほとんどない
カメラ部分が出っ張りすぎていると不格好ですし、引っかかるのでイヤですよね。
こちらは上位モデルのmoto g8 plusのカメラ部分。それなりに出っ張っています。
こちらはOPPO A5 2020のカメラ部分。こちらもやはり厚みがあります。
一方でこちらがmoto g8 powerのカメラ部分。全く出っ張っておらずスッキリしていますよね。
Dolbyのデュアルステレオスピーカー搭載
有名なサウンドカード(パソコンの音質を上げる装置)にも採用されているDolbyのステレオスピーカーが搭載されています。しかもスピーカーが上下に配置されています。
人によるかも?イヤホンジャックが上面に配置
moto g8 powerではイヤホンジャックが上面に配置されています。賛否あると思いますが、筆者のイッテツはどちらかと言えば上面派。充電ケーブルと絡まる心配がないですし、仰向けでスマホを見ているときに軽く胸の上に置くことができますからね。
Android 10に対応。初期アプリも少ない
モトローラスマホといえばピュアAndroid。プリインストールされているアプリが少なくて、かなり好印象。
そして最新のAndroid 10が搭載されているので「ダークテーマ」を利用することが出来ます。筆者のイッテツのようにダークテーマの方が目が疲れないと言う人も多いはず!
moto g8 powerのおすすめカスタマイズをまとめた記事があるので、moto g8 powerを買った人はこちらも参考にしてみて下さい!
参考:moto g8 powerを購入したらやっておきたい8つの設定
Motoアクションが使える
moto g8 powerはモトローラの独自機能「Motoアクション」を使うことができます。例えば手首をすばやく2回ひねると、いつでもカメラを開くことができる「クイックキャプチャー」や、スマホを2回振り下ろすことでライトをON/OFFできる「簡易ライト」など、慣れれば便利な機能がたくさんあります。
参考:モトローラのおすすめ機能「Motoアクション」の設定方法や使い方を解説!
どのキャリアでも利用できる
moto g8 powerのネットワーク
4G:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28 / B38 / B40 / B41
3G:B1 / B2 / B4 / B5 / B8 / B19(B6含む)
2G:850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz
ドコモ・ソフトバンク・auだけでなく、楽天モバイルでも利用可能と発表されています。全キャリアに対応しているので、どの格安SIMでも使えると言うのは非常に良いポイントですね。
イッテツ
moto g8 powerの残念なところ・デメリット
Wi-Fi5GHz帯に非対応
Wi-Fi5GHz帯に対応しているルーターを使うと、Wi-Fiスキャンで「G」と「A」の2種類が表示されます。※画像は別端末
ただしmoto g8 powerのように5GHz帯(a/ac)に対応していない場合は、2.4GHz帯(b/g/n)のみしか表示されず、2.4GHz帯にしか接続することが出来ません。
2.4GHz帯は他家電と混線することがあるので、緊急回避用に5GHz帯の対応は欲しい機能。moto g8 powerのコストカット部分だと思われます。
トリプルスロット仕様が撤廃
前作にあたるmoto g7 powerからDSDS⇒DSDVへと変更されましたが、残念ながらトリプルスロットが非対応となってしまいました。
トリプルスロットは、SIM2枚+SDカードを同時に利用できる仕様のことです。
moto g8 powerではスロット2がSIMカードとSDカードの排他利用となっているので、「SIMカード2枚運用」か「SIM1枚+SDカード1枚運用」のどちらかになります。
こちらはトリプルスロット搭載のOPPO A5 2020です。SIMカード2枚とSDカード1枚を同時に利用しています。
重量がそこそこ重い
moto g8とmoto g8 plusの重量は188gですが、moto g8 powerはバッテリーが大きいので重量が197gとそれなりに重いです。
おサイフケータイ・防水防塵に非対応。ただし撥水に対応。
残念ながら人気の機能おサイフケータイや防水防塵には非対応です。ただし撥水には対応しているみたいなので、軽く水を弾いてくれます。防水ほどの性能はないので油断は禁物。
イッテツ
普段から5GHz帯を利用している方には致命的です!
moto g8 powerの購入方法
moto g8 plusは格安SIM専売モデルと言うワケではありませんので、端末単体で購入することが出来ます。定価は税込で32,800円です。
また格安SIMサービスがセット販売でキャンペーンを行う場合があります。内容次第でめっちゃお得に購入できることがあるので、ぜひキャンペーン情報をチェックしてみて下さい。何か情報があればここに掲載しておきます。
moto g8 powerを開封してみて【まとめ】
以上モトローラのg8シリーズの次男「moto g8 power」の開封レビューでした!
とてもバランスが良いミドルレンジスマホですね。しかも全体的なバランスが良いのに、バッテリー性能やクアッドカメラやDolbyなどの特徴があるのもスゴイですよ!
そしてmoto g8 powerの弱点・デメリットはWi-Fi5GHz帯が非対応なところと、重量がそれなりに重いことです。あとおサイフケータイや防水防塵にも対応していないので、この辺りの機能を使いたいと言う方は注意してくださいね!
g8シリーズの選び方としては、
- 手振れ補正の強い動画用アクションカムが欲しい⇒moto g8 plus
- 画面解像度やカメラ性能が下がっても安い方が良い⇒moto g8
- バランス重視。Wi-Fi5GHz帯非対応でも問題ない⇒moto g8 power
こんな感じです。
皆さんもぜひ今回のシリーズ、検討してみて下さいね^^